東日本大震災が発生して,約 5ヶ月が経過した。

私が住んでいる地域は凄まじい地震と津波に見舞われ,福島県では今でも原発が大変なことになっている。たぶん知らない人はいないと思うが。

我が家は屋根瓦が少しくずれ壁と基礎にヒビが少し入り,ブルーシート&土のう袋が屋根に乗っている。先週 屋根に上ってみたら,ブルーシートは紫外線でボロボロ,土のう袋も破れ,屋根が砂だらけになっていた・・・。

今年は,なにかと苦労が多い。もっと大変な人も沢山いるので文句ばかりも言ってられないが・・・。

中古で買った古い家だが来年までローンがあるので,もう少し踏ん張ってもらおう。借金も,もう少しで終わる。

ウチの息子は、今年から小学生になった。震災が卒園・入学の時期と重なっていろいろと大変だったが,ウチはまだ幸せな方だと思う。

息子は昨年末から ある病気が発生してしまい(重病ではないんですが),1月に手術を行った。成長期に意外とある事らしいが。

手術は無事に成功し,息子は更にパワーアップした。

今年はいろんな事がある我が家だが,子供も私も夏休み。ここらでデカくて楽しいイベントが欲しい・・・。




そうだ!マイボートで釣りにいこう!




本当は,夏休み前から考えていたんだけどね(笑)。問題は,どこに行くかだ・・・。

いつも行っていた場所は震災の影響で大変な事になっているため,今回は別の場所にしようと思う。



そうだ!愛媛県松山市にしよう!





・・・・遠すぎる。

ちょっとヤズ太郎さんをからかってみたかっただけだ・・・。

「ヤズ太郎さんって誰?」と気になるあなたは,ブログ 「ミニボートのヤズ太郎」 を覗いてみて頂きたい。私と同じ ヤマハ2馬力船外機で,めちゃめちゃ釣りを満喫している人だ。エンジンが調子良くなったようで,良かった。

個人的には,「グッジョブ!!」が好きだ。



さて,そろそろ本題に入ろう。

ついに ここまで来てしまった・・・。

青森県!

夏休みの思い出に,青森県の夏泊(なつとまり)半島で,

  • 海水浴
  • キャンプ
  • ボート釣り

という,超贅沢プラン!

予算は,2人で1万円以内(交通費別)だ・・・。

息子にとっても大冒険だろう。

私の盆休みは6日間だったのだが今年は いろいろと忙しく,1泊しかできない。

私の軽ワゴンにボート・釣具・キャンプ道具・海水浴グッズを満載して朝9:00に出発,約4時間半かけて青森県の夏泊半島へ向かった。ここなら高速道路のインターから近くて楽しそうだ。

初日は移動とキャンプだけの計画だったのだが,子供が海を見た瞬間に海水浴をしたくて我慢できなくなってしまった。

私としては2日間とも真鯛釣りを満喫したいところだが,子供は海水浴を満喫したいようだ。

日が暮れる前に買出しとキャンプの準備をしないといけないのだが,今年初の海水浴を満喫。

今回の青森遠征は私と息子だけでなく,アルミボートに乗る友人も来ていた。

友人は昨日の夜に出発し,本日はアルミ&エレキで真鯛を狙ったのだが,小さなサイズしか釣れなかったようだ。全てリリース。

友人は本日帰るとの事で,ルアーと餌をもらった。

正式なキャンプ場ではないようだが,キャンプができるように整備されている場所を見つけた。

明日の釣りポイントに近い場所だ。

息子は初めてのキャンプだから,トイレや水があってテントが多く設置されている場所を選んだ。

結構人が多いので,ここなら怖くないだろう。

明日の出航予定場所も見つけてきた。ここから5分程度だ。

100円ライターの使い方を教え,着火剤に火をつける息子。

初めてのバーベキューに,大満足だ!

キャンプといえば,夜は花火だ。

息子の後ろはテトラ&海。ここは少しだけ外灯もあり危険度も低くて,とても遊びやすい場所だ。

夜,息子は予想通り寝られないようだった。

慣れない環境という事もあるが,私がテントの中に敷くマットを忘れた事で,寝にくかったようだ・・・。

ゴムボートのエアフロアを膨らまし,テント内に敷いた。

簡易エアベットだが,滑りにくいので意外と寝にくく,おすすめしない・・・。エアフロアの上にシーツを敷くと,大人一人なら快適だろう。

翌日,私は朝 4:30に起床。子供は爆睡しているが,キャンプ道具を片付けないと釣り場に行けない。

腰痛持ちの私にとっては,今回のツアーは結構ハードだ。できれば,大人がもう一人欲しかった・・・。

ハードな片付けが終わり,いよいよ出船だ。

ごらんの通り,道路の目の前が海。出船には最高の場所だ!

しかしながら,短い砂浜でもドーリーのタイヤが埋まって体力消耗・・・。

この場所は,手漕ぎボートのレンタル店があって,すでに4~5隻のローボートが出ている。きっとマダイの好ポイントがあるに違いない!

90cmオーバーの真鯛が呼んでいる気がする・・・。ターゲットは,写真に写っている島まわりだ!

友人から借りた,真鯛用のルアーだ。

私は今まで,サビキに掛かった10cm程度のものを除いて,鯛を釣ったことが一度も無い。っていうか,そもそも狙った事がない。

このスプーン(18g)にアオイソメを付けてやるらしい・・・。本当に釣れるかなぁ~?動かし方も分からんぞ!

できれば,息子に釣らせてやりたい・・・。

今年買った新しい魚探「ホンデックス : PS-501CN」だ。これがあれば,巨大なマダイは映るだろう。

問題は,マダイの上を通過できるかだ・・・。鯛釣りの素人なので,どこらへんにいるのか全く分からない。

岩場?砂地?水深は? 全く分からん!

そもそも今は,マダイのシーズンなのか?

出航してすぐ,魚探に反応が!巨大マダイか?

あまり沖まで出てないが,水深30m超えてるぞ!こんなに深いところに18gのスプーンなんて落とせるのか?1オンス(約28g)のシンカーでも大変だぞ!

スプーンを少し使ったが釣れる気がしなかったので,いつもの メタルジグ & サビキにチェンジ。

ファーストヒットは息子だ。30cmくらいのサバ!

久しぶりに釣ったので,子供は大喜びだ!

やべー!魚探の反応が熱くなってきた!

ボートの下はサバだらけだ!

よっしゃー行くぜ!サビキ&メタルジグ投入だ!

息子に大物が掛かったようだ!

サイラス66Hがしなっているぞ!

きたー!

30cm位のサバが一気に3匹!

息子は大喜びだ!

またまた息子が3連チャン!

お父さんは取り込みが地獄になってきたぞ!

今回のサバ釣りで調子が良かった仕掛け。

メタルジグは500円しないくらいの激安品28g。サビキは幹糸25lb,ハリス20lb。

メタルジグを一番下につけるのが想定されたもので,仕掛けの全長が短くて使いやすい。

やはり魚探を使ってサビキ+メタルジグで攻める釣りは面白い。子供に釣らせやすい。

ひと段落したところで私がエラ取りを始めると,息子が「ボクもやるよ!」と言って手伝ってくれた。

成長してきたなぁ・・・。

こんな感じで,結構釣れた。小型のアジやイワシも結構混ざった。

この群れを追いかければまだ釣れそうだったが,マダイも釣りたいので移動。まったりとした時間が少し続いたら息子が

「海水浴したくなってきちゃった。」

オイオイ,まだ釣りはじめて2時間経ってないぞ!

帰りは子供が操船。まだエンジンを始動するロープは引けないが,運転はうまくなってきた。

私だけが海に転落した場合を想定すると,オール操作も十分にできない息子は,船外機の操作に慣れるのが最適だと考えている。

エンジンが止まらない限り,ボートを移動することができる。

結局2時間弱で釣りは終了,地獄の片付け・・・。マダイは釣れる気配すら無かったよ・・・。

釣具屋の人の話だと,最近はどこの漁港でもミニサイズならマダイは釣れるとの事だったが,釣りの時間が短かすぎる・・・。

撤収してから,少し観光した。

観光地のようなので,場所を紹介しようと思う。ここは青森県,夏泊(なつとまり)半島先端にある,「大島」という島に続く場所。

ここではイケスに魚が放されており,釣りをして遊ぶことができる。

こんな感じで,大量の魚がいる。写真手前はイカ,奥がサバだ。

子供連れで楽しめるだろう。

また,手漕ぎローボートがレンタルでき,手軽に釣りを楽しめる。料金は,確認するのを忘れた・・・。

帰り道,浅虫という所で海水浴だ。

この日は波が全く無く,息子は残念がっていた。スリルが足りないらしい。

浅虫には「浅虫海釣り公園」がある。

ここから先は有料なので我が家は入らなかった。マダイが釣れたりするんだろうか・・・。

お盆なので,帰りの高速は地獄の渋滞が待っているだろう。最初から分かっていたので,青森中央インターを下りてすぐの所にある「極楽湯」に行く。休憩には最適だ。

ここで風呂に入って昼食,昼寝。

帰りも長期戦,子供を乗せて事故ったらヤバい。

ちなみに,帰りは渋滞のためパーキングのほとんどが満車,自宅まで6時間半かかった。

息子はさすがに疲れたようで,帰りの車内では,ほとんど寝ていた。

家について息子が一言

「えっ?もう着いたの?」

14時頃青森を出発し,21時頃到着したんだけどね・・・。

なかなかハードな旅だったが,子供が大満足できたようでなによりだ。

本当は嫁と3人で来たかったのだが,やはりスケジュールを合わせにくい。来年は家のローンも終わるし,家族で旅行にでも行きたい。

今回の場所は,小学校低学年の子供と一緒でも結構楽しめると思う。機会があったら,ぜひ一度行ってみて欲しい。

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