とりあえず,ボートが無いと始まらない。

場所によってはレンタルボートがあったりするが,ここでは「ボートを買う」という事で話を進めていこうと思う。さらに私はインフレータブルボートしか買ったことが無いので,「インフレータブルボートを買う」という話になる。

(インフレータブルボートとは)

「ゴムボート」と呼ばれる事が多いと思うが,最近のボートは素材がゴムではないものが多いので,「インフレータブルボート」と呼ぶ方が正しいようだ。 「インフレーター」という英語が「膨らます」などという意味らしく,膨らまして使用するボートの事を指すらしい。

ライフジャケットも自動膨張式の事を「インフレータブル」と言ったりするし,自動車用エアバッグの膨らます装置も「インフレーター」と言うらしい。

個人的には,「ゴムボート」の方が呼びやすくて素人にも分かりやすいので好きだ。当サイトではどちらも使っていこうと思う。

とりあえず,ゴムボートの良いところと悪いところから考えてみよう。

良いところ

ゴムボートは,強い浮力による抜群の安定性がある

例えば漁港付近でボートを浮かべていると,漁師さんの船が近くを通る事がある。ミニボートにとっては,この「船の引き波」が結構危険で,アルミボートなどは船内に水が入ってくる事も多いと思うが,ゴムボートはほとんど入ってこない。

仮に船内に大量の水が入っても,チューブ内に入った空気で浮いているので転覆する可能性は比較的低く,安定性は確保されやすい。

また,大きなボートでも船体の横方向から大きな波を受けてしまうと転覆したりする事があるが,他のボートと比べると横波にも比較的強いと思う(ただし危険である事には変わりはない)。

救命ボートなどでゴムボが良く使われる理由も,海況が悪いときの安定性を重視しているためらしい。

スピードが速い

他のボートと比べて,スピードが出やすいと思う。

ゴムボ&エレキモーターでバス釣りをしていた時「30ポンドのエレキで,そんなにスピードが出るの?」と,アルミボートに乗る人に驚かれた事がある。

重量や形状などによっても条件が変わると思うので,ゴムボが断然有利なのか?というと分らないが・・・。

収納時がコンパクト

収納時のサイズが他のボートと比べると非常に小さいので,軽ワゴンの車内にも入るし,収納スペースが少ない人でも管理が可能だ。

車のタイヤを並べる

ちなみに私の保管方法は,自宅の外にこんな感じでタイヤを並べて・・・。

タイヤの上にボートを置く

こんな感じでボートを載せて・・・。

ボートにカバーを掛ける

こんな感じで保管している。

収納時のボートの大きさ

ボート本体とエアフロア 合計で保管に必要な寸法は,だいたいこんな感じ(単位:cm)。これにイスやオールなどが追加になる。

普通乗用車のタイヤ4本と,同じ位の保管スペースが必要。

畳むのは面倒だが,畳んでしまえばコンパクトだ。

悪いところ

組み立てが面倒

FRPやアルミボートだとボートを下ろせば完成するが,ゴムボは膨らます作業が必要なので,どうしても時間が掛かる。

船外機を積むような「パワーボート」の場合だと空気を高圧に入れなければならないので,足踏みポンプだけでは地獄。 初めて組み立てる人は,「こんなに面倒なの~?」って驚く位かもしれない・・・。

穴が開いたら非常に危険

ゴムボを避ける人の多くが,この理由だと思う。取り扱いは,他のボートと比べるとシビアだと思う。

基本的な,取り扱い時の禁止行為(例)

  • 「ボートを引きずる」
  • 「膨らます前や後を問わず,陸上に置いてあるボートに乗ったり体重を掛けたりする」
  • 「防波堤や根,木などに接触させる」
  • 「鋭利部のある魚が釣れたとき,ボートに接触させる(ボート内に落としたらパニック確定!)」

さらに,床が空気室になっている「エアフロア」タイプの場合は,

  • 「靴底がスパイクタイプ,靴底に石が挟まっているなど,鋭利部がある」
  • 「道具の底に鋭利部がある」

など,初めて乗る人にとっては「乗った途端に穴が開いた」なんて事もあるかもしれないので,注意が必要だ。

空気の部屋は複数あって,穴が空いてもある程度の浮力は確保される設計のものが多いが,「沈まない」というだけで,「走行不可能になって,浮いている事しかできない」という可能性がある事を想定しておいた方が良いと思う。

ちなみに,私が現在使っている2馬力ボートはパンクした事は1度もないのだが,以前使っていたローボートはパンク修理の跡がたくさんあった。私のパンク事例を紹介しよう。

  • ルアーをキャストしようとしてロッドを振ったとき,ルアーがボートにヒット! → フックがボートを貫通&特大バックラッシュ
  • 木に引っ掛けたルアーを回収するとき,木の枝がボートに接触 → 穴あき
  • 葦やゴミだまりなどに突入していって空気漏れ
  • 気がついたら空気漏れしていた(これが意外と多い)
  • 出船時,浅い所でボートを押して乗った瞬間,池の底にあった空き缶に接触して引きずる → 過去最大級の大量空気漏れ

ローボートはバス釣りメインに使っていたのだが,海よりも浅い場所が多かったり木などのストラクチャーが多かったりしてたので,パンクは多かった。

私の場合は葦や木の枝などを気にしないで突入していくなど,使い方が荒かったのも原因。もう少し気を使えばパンクは減ると思う。しかしながら,このような荒い使い方でも直しながら10年以上は使用できた。

風に流されやすい

ボート本体の水中に入っている部分が非常に少ないので,少し風が吹いただけで釣りにならない事が多い。

アルミやFRPボートと比べると,差が大きいと思う。

室内が狭い

全長や全幅が大きくても空気の入っているチューブ部分が大きいため,どうしても船内が狭くなってしまう。

私はイスに座らないでボートのチューブに座るので,「イスの代わりになる」というメリットはある。

同じ寸法のアルミボートなんかだと,同サイズとは思えないほど室内が広いと思う。

寿命が短い

これは使い方にもよると思うが,FRPやアルミボートと比べると,明らかに不利だと思う。

現在のゴムボは素材もしっかりしているので,大事に使えば10年位は使えると思うが。

ちなみに私のボートは購入して6年位になるが,あまり劣化してきている感じはしない。釣行が少ない事もあると思うが。

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