石巻市牡鹿半島の鮎川に,鮮魚店や飲食店など16件が入居する仮設商店街がオープンしました!ここには鮮魚店や飲食店,生活用品店など16店舗が入居しています。

鮎川は牡鹿半島の中でも規模が大きい町で,漁業関係の方以外にも,多くの店がありました。多くの店は津波によって再開のめどが立っていないようですが,今後もこのような商店街を計画しているそうです。

私と息子は2011年12月29日に,この商店街へ行ってきました。3つの店で買い物をしてきたので,紹介しようと思います。

鯨歯工芸 千々松商店さん

私と息子が「のれん街」に入って,一番最初に目に付いたお店でした。

牡鹿半島の鮎川は,日本有数の捕鯨の町です。千々松(ちぢまつ)商店さんは,鯨の歯を加工してストラップなどの工芸品を製作・販売しています。

東日本大震災の津波によって店が流され,工芸品を作る機械も失ってしまったそうですが,お店の三代目である千々松正行さんは「自分の代で,この店を閉める訳にはいかない」と言っておられました。

現在は仮設住宅で生活しながら,のれん街で営業しています。

左の写真は,震災の津波に襲われながらも残った「震災に打ち勝ったマッコウ鯨の歯」です。ショーケースに入っていたものを,出して頂きました。

これは「ミンク鯨の ひげ」だそうです。

鯨については私も詳しく知らなかったのですが,鯨の種類によって「ひげ」を持つものと「歯」を持つものに分かれるそうです。

これもショーケースに入っていたものを,出して見せてくれました。

特別にショーケース内の写真撮影と商品の紹介を許可して頂いたので,いくつか紹介しようと思います。

これは水牛で製作したもので,1個600円です。

アクセサリーの他に,印鑑などもあります。

個人的には,ストラップでは「丸先」と「先片面」が好きです。歯の先で作ったシンプルなもので,価格も低めです。

「丸先」の写真はありませんが,「先片面」の両面版みないな物です。少し厚めになるので,薄い物が好きな人は「先片面」がいいでしょう。

我が家では,子供が非常に気に入っていた「亀」を購入しました。薄くて繊細な造りです。

こんな人にもおすすめです。

  • イベントの景品など
  • 何かを一生懸命頑張っている人へ「津波に打ち勝った」お守りとして
  • 被災地を支援したいけど,ボランティアは無理
  • 義捐金などの支援だとピンとこない人
  • 牡鹿の海が好きな人
  • 鯨マニアの方(笑)

2011年12月現在,鮎川への観光客はほとんどいないようです。

復興を目指して再開したお店は,「物が売れる」という事が一番重要だと思います。もし気に入ったものがあれば,買ってみてくださいね。

ちなみに千々松商店さんは東京FMのホームページ「ヒューマン・ケア・プロジェクト」でも紹介されています。

12月21日「宮城県石巻市・牡鹿半島の今(3)」

黄金寿司さん

牡鹿で獲れた活魚を使ったお寿司屋さんです。

鯨歯工芸の千々松商店さんからの紹介で,食べに行きました。注文したのは「並」で,1000円です。

  • 中・・・1500円
  • 上・・・2000円
  • 特・・・2500円

確か,「上」と「特」は鯨入りだったと思います。握りの他にもメニューがあります。

海老の汁物もついた,美味しいお寿司です。鮎川に行った時は,ぜひ食べてみてくださいね!

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