牡鹿半島へ届け物の用事があり,行ってきました。
当日は息子が小学校だったので,一人で6:30に自宅を出発。
牡鹿半島の現在の状況を見たかったので,いくつかの場所に立ち寄って写真を撮りながら行ってきた。
左の図は,今回私が走った道路の簡易マップだ。自作なので道路の位置は,かなりテキトー。
車の後ろへ届け物を積んで,助手席にはロックフィッシュ用のタックルを1セット積んだ・・・。
ここから先の撮影場所については,左の図の車の位置を参照してほしい。
まずは石巻港の日和大橋付近だ。
橋の近くに車を停めて,歩いて渡ってみた。日和大橋を歩くのは初めてだ。
当日の午前中は霧が濃くて,遠くまでは見えない。
昨年の12月に石巻に来たときも,この周辺にはガレキの山が非常に多く見られた。
いまだに多くのガレキが残っているが,以前よりは少なくなった印象がある。
私がガレキを見るのに慣れてしまっただけかもしれないが・・・。
反対側を見てみると,津波などの被害を受けた車が積み上げられている。
これも昨年12月よりは減った気がする。まだまだ沢山残っているが。
日和大橋のすぐ近くには,大きな缶詰の看板が転がっている。非常にインパクトのある光景なので,一度通っただけで忘れないだろう。
もともとあった場所は私は覚えていないのだが,津波で流されてきたらしい。震災の大きさを象徴するかのような光景だ。
今回は,近くで撮影してみた。中央分離帯に転がっている。
※この看板は,2012年6月30日に解体撤去されました。
この中央分離帯は,花を植えるプロジェクトが始まっているようだ。
このあたり一帯は,まだ津波のダメージが大きく残っていて,被災したままの建物やガレキが多い。
以前のような風景に戻るには,まだまだ時間が掛かりそうだ。
届け物の中に乾電池が必要なものが入っているのを忘れていた。コンビニで買うと高いので,牡鹿に入る前に万石浦にあるスーパーを目指す。
私は牡鹿半島では良く釣りをしていたが,万石浦を女川方面に行った事は非常に少ない。
今日は時間に余裕があるので,万石浦へ立ち寄って,海を見てみた。
立ち寄った場所は,震災前のような養殖棚や船があった。
海の水はとても綺麗で,岸際に大量のフグが集まっていた。
踏切には「休止中」と書かれていて,線路はロープで塞がれている・・・。仙石線の復旧はどのようになるのか分からないが,ここから少し行ったところで,線路を直す工事が行われていた。
今は錆びている線路だが,早く復旧してほしい。
続いて渡波港に行ってみた。ここは「サン・ファン館」という木造帆船のミュージアムがある。
釣りでも有名な場所だと思う。
「サン・ファン・バウティスタ」という船と渡波港。以前,私が良く来ていた場所だ。
帆船が入ると,素人の私が撮影しても,なかなかいい写真になる。
矢印部の施設は震災の影響で内部が崩壊している。恐らく津波ではないかと思うが,船は無事?だったようだ。
震災後に修復したのだろうか・・・。
ミュージアムは震災の影響で、現在休館中だ。
サン・ファン館のホームページは,こまめに更新されているようだ。また人が集まる施設に戻ってほしい・・・。
現在休館中とはいっても施設の駐車場は無料開放されており,トイレや自販機も使用可能。展望公園のような所へ立ち寄ってみたが,数人の人が訪れていた。
上写真のように,公園からの船や海の眺めは絶景だ。
次は,矢印部に移動してみた。佐須浜(佐須の浜)と呼ばれる場所だ。
数年前と比べると,船は激減している。ガレキはほとんど無い。
ここも津波の打撃を大きく受けており,平日という事もあって数人の漁港関係の方が作業をしていた。
防波堤を歩いてみた。この日は風が強くて,海は若干濁り気味だった。
数匹のフグが防波堤に乗っていた。釣り人は来ているようだ。
約束の時間に余裕があったので,少しだけ根魚を狙ってみた。これが私の,震災後初の宮城県での釣り。しかも,数年ぶりのオカッパリでロック!
15投くらいやって,特別な事は何も無く終了した・・・。釣り時間は,約10分・・・。
今回は,釣りよりも牡鹿半島の各所を見るのを優先。さて,次に移動しようか。
続いては,蛤浜(はまぐりはま)に行った。
津波だと思うが,コンテナが流れ着いて,そのままになっている。
防波堤も壊れていた。
海はとても綺麗だった。
以前新聞に載っていたが,ここは震災前から漁師さんが非常に少なく,現在は震災の影響もあり,漁の再開が難しいようだ。
漁港に人はいなかったが,家の修復作業などをやっている人が数人いた。
バス停。
続いては,折浜漁港。
地元の漁師さんは「おりのはま」と言っていたが,「おりはま」と書かれているサイトもある。
満潮時は一部冠水するのかもしれない。
内陸部への海水の浸入を防ぐようなものが並んでいた。
数隻の船があった。
数人の漁師さんが,漁の準備のような作業をしていた。