私が船カレイ釣り用に買った両軸リール。随分昔に買ったりールなので記憶が定かでないのだが,確か1998年に買ったリールだったと思う。
私が住んでいる宮城県には「大型漁礁」と呼ばれるカレイ釣りの超有名な場所があり,友人に誘われてカレイ釣りを始めたときに買った。
確かこのあたりにモデル名が書いてあったと思うのだが,消えてしまったんだと思う・・・。
長年の使用でリール本体の文字が消えてしまったため正式名称が良く分からなくなってしまったがネットの画像から調べた結果では,たぶん「ダイワ スーパーダイナミックX150i 早技」だと思う。
ちょっと自信がないが・・・。
リール本体のハンドル側には,こんな感じに書いてあって・・・。
クラッチレバー周辺は,こんな感じ。
今回は,このリールを分解して清掃・給油してみよう。
随分古いモデルなのだが,長年愛用している人の参考になればと思う。
まずはハンドル部分から分解していこうと思う。
最初に言っておくが,このリールは購入以来,一度もメンテナンスに出した事は無く,分解した事も無い。
内部は相当ヤバい事になっているだろう・・・。
ビスとフタのような部品を取ると,こんな感じ。
う~ん・・・。10年以上ノーメンテにしては良い方だろうか?よく分からないが・・・。
ナットを外していきましょう。
このナットを外しても「ビヨ~ン!バラバラ!」になったりはしない。
普通に外せばOKだ。
ナットが取れた。ハンドルが外れるので取りましょう。
特にシビアな話はありません。
こんな感じになります。
ドラグハンドルの手前にワッシャーのような部品がありますね。
この部品には向きがあると思うので,向きを覚えながら外します。
こんな感じで反り返っていました。
確認しながら外しましょう。
続いて「スタードラグ」を外します。
ネジになっているので,反時計回りに回すと外れます。
外れました。
リール本体は,こんな感じになります。
いくつかのワッシャー類が入っていますので,確認しながら慎重に外していきます。
まずは,このリング状の部品。
たぶん向きは無いと思いますが,念のため向きを覚えて置きましょう。
続いて,ワッシャーが2枚。このワッシャーには向きがある。
2枚のワッシャーは同じ品番の部品だと思うが,
) ← このように湾曲している2枚のワッシャーが
( ) ←このように,湾曲部が向き合うように組まれていた。
2枚のワッシャーの弾力を利用して,バネのような効果を狙っているのではないかと思う。
続いて,この部品を取る。
突起部はスタードラグを回したときに「カチカチ」という音が出るようにするためのもの。
こんな感じになる。
シャフトもベアリングも凄い汚れとサビだ・・・。
ベアリングの手前に小さいワッシャーが1枚入っているので見落とさないように気をつける。
こんな感じのワッシャーが1枚。
平らなワッシャーなので,たぶん向きはないと思う。
シャフトを軽く床にトントンと打ち付けると,ベアリングが出てくる。
汚れやサビがひどかったりすると出てこないと思うので,その場合は後から取ればいい。
この方法でベアリングが外れなかったものとして,説明を続けていく。
ビス4本を外す。
ビスを上にして外さないと,本体が開いて部品がバラバラになり,ショッキングな事になってしまうので注意しよう。
詳しくは,次に進んでから。
ビスが外れたら本体は3つに分かれる状態になっている。
なので,
ビスを外すときと外れてからは,このように手で押さえて,挟み込むような力を掛けておくと安全。
どちらから外しても大丈夫だが,今回は下の本体から外してみよう。
下の本体を外すとスプールも下がってくるので,同時に外せばいい。
こんな感じになる。
左の本体は下の部分が平らになったため,安定して置くことができるようになった。
次に,上の本体を外していく。
この本体を外すときに細かい部品があるため,真上に上げるようにして外す。
ハンドルが付いていた軸の部分にベアリングやワンウェイ・クラッチがあるため,このあたりの汚れがキツいと本体が外れにくいと思う。
こんな感じになった。
スプールは外して置いておこう。
本体のネジが付く部分周辺がヒビだらけだ。
初めて分解するので私が締めすぎた訳ではないのだが,年数による硬化が原因だろうか・・・。
こんな感じになった。
本当はかなり錆や汚れがあったのだが画質がイマイチだったため,清掃後の写真を使用していく。
今回はハンドル部のベアリングとワンウェイ・クラッチはこのように外れたが,この周辺の固着がキツい場合は上についていた本体側にくっついて取れる場合もあると思う。
どちらに残ったか確認しておくこと。
ここまで分解した部品の全て。
細かい部品は全てハンドル側を上にして,外した順番に並べた。
ベアリングを外していく。
たぶん向きはない。
ワンウェイ・クラッチを外していく。
この部品には向きがある。
外した通りの向きに置いてみた。
反対側を見てみると・・・。
こんな感じ。
こっちの面ががギヤ側になる。