製作開始日:2012年9月19日

クロスギヤを横から押す

残りの部品を外す。

この部分を押すと「クロスギヤ」と呼ばれる,らせん状の溝がついたシャフトをずらす事ができる。

ドライバーでクロスギヤを押し出す

ドライバーで押してみたら,意外と簡単に動かす事ができた。

クロスギヤとレベルワインドを同時に外す

ここの記憶が定かではなくなってしまったが,この状態だと「レベルワインド」という糸を通す部分も一緒に外す事ができたと思う・・・。

ただし,このリールはレベルワインダーのギヤが適切に組まれていなかった可能性が高いので,正常なリールだと,このタイミングで同時にギヤを外すようになるのではないかと思う。

スコーピオンや’05メタニウムと比べると,レベルワインダー周辺の分解には少々コツがいるかもしれない・・・。

レベルワインダー周辺を外した本体側

こんな感じになった。

ビス2本を外す

続いて,この2本を外す。

ドライバーでネジを緩める

変な力を掛けなければ突然バラバラになる事は無いと思うが,念のためスプリングが入っている周辺の部品を軽く押さえて外す。

部品が外れた

とれた。

クラッチツメバネを外す

「クラッチツメバネ」を,本体側の足をピックなどで持ち上げて外す。

足が少し長いので,無理な力を掛けるとバネが変形してしまうので注意する。

外れたクラッチツメバネ

こんな感じで外れた。

このスプリングには向きがあるので覚えておこう。

スプリングを外す

最後のスプリングを外す。少々硬いバネなので,若干外しにくい。

このスプリングの先端には金色の小さな部品がついているので,無くさないように注意する。

金色の小さな部品

スプリングを外すとき,私は金色の小さな部品がついている方から外した。

外れた部品を並べた

この周辺の外した部品は,こんな感じ。

リール本体側

本体側は,こんな感じになった。

クラッチカムを外す

この状態になると白い樹脂部品は固定されておらず,すぐに外す事ができる。

向きを覚えておこう。

クラッチプレートを外す

クラッチレバーと連動して動くプレートも固定されていないので,すぐに取れる。

向きを覚えておこう。

クラッチツメを外す

「クラッチツメ」という部品も,すぐに取れる。

向きを覚えておこう。

クラッチツメまで外れた状態の本体側

本体は,こんな感じになった。

めちゃめちゃ汚れている・・・。掃除が楽しみだ(笑)。

続いて「クラッチが重い」との依頼だったので,クラッチレバーも分解しようと思う。

矢印部のEリングを外してみる。

Eリングを外した

外れた。

Eリングの下に座金があるので,それも外す。

座金が外れた

Eリングと座金が外れた。

灰色の「クラッチレバー受ケ」を外す。

クラッチレバーを固定しているボルト

いままでの写真では汚れのため見えなかったが,ここにネジがある。

クラッチレバーを保持するシャフトになっているので外す。

マイナスドライバーだ。

このボルトは非常に硬い

うわ,めちゃめちゃ固い!

マイナスの溝も浅く,ネジも固く,回るんだけどネジ山を傷めそう・・・。

クラッチ周辺のメンテがメインなのだが,人のリールなので壊したらシャレにならない・・・。

残念だが今回は,これ以上分解するのを断念した。

今回分解した部品の全て

後半に分解した部品が写っていないが,こんな感じで並べた。

リール本体の清掃作業

清掃タイムだ。

綿棒にパーツクリーナーを少量しみ込ませ,汚れを落とす。

古い汚れも多く,なかなか落ちない・・・。

リール本体の清掃作業(2)

ウェットティッシュも登場。

蓄積した汚れを取り除く。

清掃後のリール本体

かなり時間が掛かったが,こんなに綺麗になった!

ネットの情報によると,本体を超音波洗浄器で掃除すると細かい部分まで綺麗になるらしい・・・。

そういえば近所のリサイクル屋で,未使用品?の超音波洗浄器が2800円で6個売っていたなぁ・・・。

だんだん欲しくなってきた。

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