注意! このコンテンツは1級小型船舶免許の学科試験に合格したばかりの,中途半端な知識の管理人が製作しています!管理人独自のやり方等も数多く含まれていると思いますので,勉強がうまくいかなかったり,正しくない知識を身に付けてしまう恐れがありますので,参考程度に留めてください。また,このコンテンツの知識だけでは海図の知識として不十分であるため,必ず専門書やスクールで勉強してください!

製作開始日:2013年10月20日

2つの灯台を見る方位から,自船の現在位置を特定する

オリジナル海図

このページの練習は「自船の現在位置を特定する①」を練習してから実施してください。

前の練習では「1つの灯台に対する方位と距離」から自船の位置を特定しました。

ここでは「2つの灯台を見る方位から,自船の位置を特定する」という方法をやってみようと思います。

- 練習問題 02 -

自船の現在位置から,「C灯台」が磁針方位20°,「桂島灯台」が磁針方位100°に見えた。自船の現在位置を求め,○印をつけましょう。

磁針方位20°の線

それではやってみましょう。まずは「C灯台を20°に見る線」を引いていきます。 

コンパス図を見て「20°の線」をイメージします。そして「C灯台を貫通する20°の線」をイメージします。

イメージしてから作業をすると,三角定規の当て方がうまくできると思います。

三角定規をコンパス図に合わせる

三角定規(青)を海図の「コンパス図」に,このように合わせます。

「自船の現在位置を特定する①」でやった時と同じように,「20°」と,正反対の「200°」で合わせます。

20°の正反対の位置は180度増えた位置なので,180を足すと何度なのかが分かりますね。

三角定規をスライドさせる準備

次に,三角定規(赤)の長い辺を,このように当てます。

定規(赤)がズレないようにしっかりと押さえた状態で・・・。

三角定規をスライドさせる

定規(青)を,C灯台に向けて移動していきます。

図では定規(赤)の端まできてしまっているのでズレやすいですね。もう少し定規(赤)を最初から左寄りに置いておくとズレにくいです。

もう図が完成してしまっているので,すいません(笑)。

で,うまく灯台の☆マークに合わせたら,定規(青)をしっかりと押さえて・・・。

海図に線を引く

☆マークの中心を貫通するように線を引きます。

慣れるまでは,線は長く引いたほうがいいと思います。

線が引かれた海図

「C灯台を磁針方位20°に見る線」が引けましたね。次に,問題文が

C灯台を磁針方位20°,桂島灯台を磁針方位100°に見る地点を求め,その場所に○印をつけましょう。

ですから,次に,「桂島灯台を磁針方位100°に見る線」を,同じように書いていきます。

コンパス図に自三角定規を合わせる

定規(青)を「100°」と,正反対の「280°」に合わせて・・・。

三角定規を当てる

定規(赤)を,このようにセットして・・・。

同じ事の繰り返しですね。

三角定規をスライドさせる

定規(青)を,桂島の灯台☆マークに合わせるようにスライドさせます。

海図に線を引く

桂島灯台の☆マーク中心を貫通する線を引きます。

2本の線の交点

できました!

2本の線の交点が,「C灯台を磁針方位20°,桂島灯台を磁針方位100°に見る地点」となります!

2本の交点を丸で囲む

交点を○で囲んで,完成です!

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