注意! このコンテンツで紹介している手続き要領や費用などに関する情報は,管理人が小型船舶免許を取得したとき(2013年4月)の話であり,これから実際に行うときと同一とは限りません!関係機関に十分ご確認の上,手続きを行ってください!

合格率の調査

2013年4月10日(水)

国家試験を行っているJMRAのQ&Aページに,申請状況や合格率などが載っているのでチェックしてみた。

(2級小型船舶の場合)

  • 個人申請での受験者・・・・受験者全体の約2%
  • 取得までの費用・・・・6.5~12万円
  • 学科合格率・・・・約91%
  • 実技合格率・・・・約97%

個人申請の人は非常に少なく,ほとんどの人がスクールで講習を受けている。レジャー目的で船舶免許を取るという人の多くは,金銭的に余裕があるんだろうと思う。私は余裕がないのだが(笑)。

個人申請の割合が全体の約2%で,合格率が約91%という事は,スクールへ通わない個人申請者の不合格割合が高いという事だろう・・・。でも,学科の合格率が約91%という事は,単純計算で個人申請の2%を差し引いても,約7%の人は講習を受けても学科で落ちているという事になる。

実技は講習を受ければ,ほぼ大丈夫という結果になっていますね。危険なのは,独学の学科だ。
最初から分かっていたけどね。

ちなみに「取得までの費用」については,JMRAのページに載っている最低価格を更新する予定だ・・・。私の目標価格は,約5.5万円だ!

問題集終わんね~!

図書館で問題集を広げる

4/13(土)

明日いよいよ学科試験なのだが,練習問題は1/3位しか終わってね~!教科書は熟読したので多くの問題はある程度解けるのだが・・・。

私の仕事は休みなのだが今日も嫁が仕事なので,息子の面倒をみなければならない。

という訳で,宮城県図書館に2人で行って息子を放置。生まれて初めて図書館で勉強したわ~。

いつも図書館に行くとき「図書館で勉強してる人ってすげ~なぁ!」と思っていたが,ついに自分も仲間入りする事ができた。遊びの勉強だけどね(笑)!

学科試験の日

時刻は4時42分

4/14(日) 学科試験当日

問題集がまだたっぷり残っているので,午前4時に起床・・・。

ポケモンが始まるまで(7時まで)が私に残された最後の時間だ。息子が起きてきたら,もう勉強はムリだ・・・。

簡単な問題が多かったので,少々甘くみていた。覚えにくい問題も意外と多い事に今更気付いた・・・。

練習問題を頑張る

5時46分,ようやく問題集を全て達成!

自信が無い問題は全て印をつけておいたので,さぁ~て,今から復習だ(笑)。

試験会場に持っていくもの

  • 受験票と試験案内
  • 鉛筆(HB)
  • 消しゴム
  • 問題集と教科書(悪あがき用)
  • 実技講習代(試験後マリンショップに行って支払い)

学科試験を受けるだけなら,受験票・鉛筆・消しゴムだけで大丈夫だ。


会場に入る

今回の試験会場は宮城県塩竈市港町にある,マリンゲート塩釜。駐車場は有料だが,試験を受けた人は2時間無料券がもらえた。

集合時間(9:00)の30分前に会場に入ると,すでにほとんどの人が集まって勉強していた。

1級受験者が2人,2級受験者が私と友人を含めて10人だ。机に受験番号が書かれており,所定の場所に座って待機。

まずは身体検査から実施するのだが,集合時間のリミット前なのに,来た人から順番に身体検査が始まっている。早く会場に入って良かった・・・。


身体検査

まずは身体検査に合格しないと,学科試験を受ける事ができない。

検査内容と簡単な合格基準の説明は,JMRA「身体適正相談コーナー」のページに書かれている。

聴力検査

聴力検査は,通常の会話に支障が無ければOKのようだ。したがって特別な試験は無く,会話で確認されているようだ。無事に合格できた。

身体機能検査

いくつかの問診に答える。無事に合格。

視力検査

基本基準は「両目とも0.6以上」であればOK。片目が0.6に満たない人は,他の基準で検査される。

私の視力は両目とも「0.8」前後で,調子悪い時は「0.6」位まで落ちる。大丈夫だろうと思っていたのだが,早起きして練習問題をガッチリやった目。しかも試験機が見難かった!

通常の視力検査だと大きい記号から徐々に小さい記号へ移行していくと思うが,ここでの検査は大きい記号が最初から無くて,確信に迫る部分(たぶん0.6に近い記号)からしか無い。

最初に機械を覗いたとき「あれ?全部見えない・・・。」みたいな感じだった。

無事に合格できたが,視力が微妙な人は危険かもしれない。

弁視力

JMRAに,弁視力の検査の方法を説明しているページがある。実際の試験も,こんな感じだ。

暗闇で,非常に小さく光っているランプの色が見分けられれば大丈夫。私は,問題なく合格。

口頭で「身体検査合格です」と言われた。


いよいよ学科試験(2級)

試験はマークシート記入方式の4択問題。問題数は50問だ。試験時間は70分。50問中33問以上あたれば合格なのだが,50問の問題は3つのセクションに分かれており,責任点がある。

各セクションの責任点は,以下の通りだ。

  • セクション1 (操縦者の心得及び遵守事項) ・・・・・・ 12問中6問以上
  • セクション2 (交通の方法) ・・・・・・ 14問中7問以上
  • セクション3 (運航) ・・・・・・ 24問中12問以上

試験後,試験問題は持って帰ることができる。

学科試験開始

試験の内容については書けないが,練習問題集の勉強成果がきちんと出るような内容だった。半分位の問題をこなした時,すでに合格を確信。「満点狙ってやるぞ~!」みたいな雰囲気だった。

全ての文章を丁寧に読みながら,試験開始後30分程度で全ての問題が終了。終わった人から退出できるルールになっており,1番始めに退出することができた。

退出した人は外に貼ってある模範解答を使って,その場で自己採点ができる。

自己採点の結果は・・・, めちゃめちゃ簡単な問題を1問だけ間違えてしまった!「正」と「誤」で,反対の方を選んでしまった!油断大敵だな・・・。

49点で合格だと思います!

実技講習の申込み

マリンショップに停泊しているプレジャーボート

学科試験終了後,実技講習の申し込みをするため直行でマリンショップへ行く。

講習申込書を記入し,講習料を前払い。

ドタキャン無く無事に団体割引が成立したので,3人で合計69,300を支払い。1人あたり23,100円だ。

ちなみにこの講習は,1人で受講すると39,900円,2人だと63,000円だった。団体割引の威力が凄い。

平日に実技講習を受け,講習5日後の国家試験を受験する計画だ。

ここまで使ったお金は,33,575円。

実技試験の予約

4月15日(月)

私が実技試験を受けたい日時は5月6日。そしてこの試験の申請期間は,4/15~4/30になっている。

実技試験を申請する時のポイントとして,「事前に予約をしておく」というルールがある。

実技試験は受験者全員を一斉に行うことができないため,1日に受験できる人数が限られるからだ。電話などで空き状況を確認し,空きがあれば予約を入れ,その後で申請書を提出する。

今日は申請日の初日なのだが,電話で予約してみると,既に4人の予約が入っていたようだ。恐らく申請開始日の前から予約を入れたのだろう・・・。

とりあえず1日に受験できる人数の上限ではなかったので,無事に予約が完了。あぶなかった・・・。

これで申請書と受験料は,申請期間内に提出すれば大丈夫だ。

ちなみに私は独学で学科を受けたため,「実技講習は受けたのか?」と聞かれた。「これから講習を受けて,試験に臨みます」と言うと,安心していたようだった。

ボート経験無しの人が,講習無しのぶっつけ本番受験するというのは,さすがに受験者も試験官も恐ろしいだろう(笑)。

学科の合格発表

4月18日(木) 合格発表日

JMRAのサイトで学科試験の合否を確認。得点は公開されないが,私も友人2人も,無事に合格できた!

学科試験は1級受験者が2名,2級受験者が10名いたが,全員の受験番号が書かれていたので,受験者全員が合格できたようだ。

次は,実技講習と実技試験だ!

実技試験の申請書発送

実技試験の申請書

4月21日(日) 実技試験の申請

実技試験の申請は,事前に電話などで試験の予約を行って,予約が完了してから申請すること。予約せずに申請を行うと,申請者が多い場合は受験できなくなる。

学科試験のときはJMRAに行って直接申請したのだが,平日は仕事が休みにくいため,今回は郵送での手続きを行ってみようと思う。

まずは申請書の記入。この用紙は,学科試験の申請をした時と同じもので,すでに入手済み。 この書面は,折り曲げ厳禁だ。

申請書の記入要領

学科試験申請のときにもらっていた記入要領を見ながら,エンピツで記入する。

私が受験する日は5月6日なのだが,予定表を見てみると5月5日になっている。

これは学科試験と実技試験を1日で全て実施するのか,2日に分けて(翌日に実技試験)実施するのかが,予定表に明記されていないため。

今回の場合は翌日実技のケースになるのだが,申請書の「試験日」の欄は前日(5月5日)で記入するとの事。

記入が終わったら,申請要領を見ながら郵送手続きの段取りを進めていく。

郵送用の封筒

※ここから先は郵送手続きだが,JMRAの試験申請方法ページによると 「郵送手続きは各窓口にお問い合わせください」 となっている。

私も電話で問い合わせて要領を聞いたのだが,地域によって手続き要領が違う可能性があるので,必ず確認して頂きたい。

受験申請書はA4サイズで折り曲げ厳禁なので,必然的に発送用の封筒はA4サイズ以上となる。

A4サイズに対して若干の余裕がある「角形2号」を100均で買ってきた。

封筒に実技試験申請書を合わせる

封筒に申請書を合わせると,こんな感じ。若干の余裕がある。

受験票発送用封筒の準備

次に,受験票を送ってもらうための返信用封筒の準備だ。

受験票は折り曲げ厳禁ではないと思うが学科試験で使った受験票を参考に,折り曲げないで入るサイズの封筒を準備した。

この封筒に,自分の宛先を書いておく。

切手代は,240円だ。

受験票のサイズは,実測で横105mm,縦150mmだ。

返信用封筒

さらにもう1枚,返信用の封筒を準備する。

これは実技試験に合格したとき,身体検査・学科・実技全てが合格となり「合格証」が交付される。

合格証を取りに行かないで郵送を希望する場合に必要。

合格証はA5サイズらしいが折り曲げOKの書面との事なので,受験票送付用と同じものにした。

自分の宛名を書いておく。切手代は,420円だ。

今回準備した書類の全て

結局のところ,こんな感じになる。

  • 上左 : 発送用封筒(角2サイズ)
  • 上中 : 厚紙(申請書が折り曲げ厳禁のため)
  • 上右 : 受験申請書(写真貼り付け)
  • 下左 : 住民票のコピー
  • 下中 : 受験票送付用封筒 + 切手240円
  • 下右 : 合格証送付用封筒 + 切手420円

厚紙は特に言われなかったのだが,念のため。宛名は全て書き,返信切手は貼らずに各封筒内に同封した。

ちなみに返信封筒類を送らないで後から郵送を希望すると,強制的に「宅急便の着払い」となるようだ。準備は楽だが,やや割高になる。

今日は角2サイズの封筒で105円,切手代で660円,住民票のコピー代で10円使った。これまでに使ったお金は,34,350円。

申請書類の発送

4月22日(月)

準備した書類を発送。角2形の封筒なので定形外郵便で発送しようと思ったら,クロネコメール便の方が激安なのに気付いた。

コンビニに行って,たったの80円でJMRAに発送。便利な世の中になったもんだ。

速達ではないので到着まで2日位だと思うが(速達だと100円アップ),申請期限(4月30日)まで結構な余裕があるので,事故で届かなかったとしても再発送して間に合う。速達でなくても大丈夫だろう。

これまでに使ったお金は,34,430円だ。

実技試験代の入金

4月25日(木)

ネットバンクを使って実技試験代の入金手続き。住信SBIネット銀行は,銀行振込みが月に3回まで手数料無料で,パソコンで24時間手続き可能。便利な世の中になったもんだ。

実は昨日振込み手続きを行ったのだが,口座名義人の名前が長すぎて適切な入力になっていなかったようだ。返金されていた。

JMRAに電話して書類が届いているか確認し,振込み名義人の入力について質問。次は大丈夫だろう。

ついでに「申請最終日(4月30日)頃に電話をくれれば,実技試験の時間を教えます」と言われた。

実技試験は一斉試験ではなく個別試験なので,同じ日に受験しても人によって開始時間が違う。

今日は実技試験代で,18,600円使った。ここまで使ったお金は,53,030円。

受験票が届いた

受験票が入った郵送物

4月26日(金)

受験票が,入金日の翌日に届いた。

私が同封した返信用封筒は,見事に却下された(笑)。

切手は私が入れたものを使ってくれたようだ。

切手,封筒に貼らないで送って良かった・・・。

実技試験の案内

開けてみると,受験票のほかに学科試験の時と同じ受験案内と,スケジュール表が入っていた。

私が送った返信用封筒は,受験票とほぼ同サイズ。

うん!これじゃぁ私が入れた返信用封筒は使えないね!ごめんなさい・・・。

実技スケジュール表

スケジュール表には,実技試験の集合時間は事務所で確認するように書かれている。

受験票に書かれている内容

受験票を見てみると,身体検査と学科試験の合格日が書かれていた。

身体検査は試験日に合格,学科試験は発表日に合格となっている。

身体検査の有効期限は1年間,学科の有効期間は2年間だが,特に証明する書類は発行されず,すべてJMRAのパソコンで管理されている。

次は実技講習だ!

電話で確認

4月30日(火)

明日は実技講習日。実技講習を行ってくれるマリンショップへ電話で最終確認してみた。

  • 集合時間は8:30頃
  • 長時間海の上にいるので,必ず暖かい格好で参加すること
  • 雨が降る可能性があるので,レインコートを準備
  • 靴は滑りにくく,濡れても良いもの(スニーカーなど。長靴でなくて良い)
  • 12:00~13:00は昼休み
  • 講習の成果にもよるが,終了は16:00頃を予定

そして今日は実技試験の時間を確認する日。JMRAへ電話して確認してみた。

  • 試験開始時刻は,11:30で決定した
  • 13:00頃の終了予定
  • 1級の試験が先なので,予定時刻から若干ずれる可能性がある
  • 1級が早く終わった場合,2級受験者全員の出席が確認できれば予定より早く開始する
  • 1級が遅く終わった場合は,申し訳ないが遅れて試験を開始する
  • 持ってくる物は,受験票のみ
  • 濡れても良い格好で試験を受けること
  • 試験要領の紙を熟読しておくこと
いよいよ最終段階に入ってきた。実技講習と実技試験は高額なので,風邪をひいたりしてキャンセルにならないように注意しよう・・・。
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