続いてスロットル・グリップ周辺を組み付けしていく。
まずは白い樹脂部品。部品が斜めに割れているが,これで正常だと思う。
この部品を・・・。
ここに入れる。
次にワッシャーを1枚入れる。私はこのワッシャーに,薄くグリースAを塗った。
正しいかどうかは分らない。
次にスプリングを入れる。
これもグリースAを塗った。
またワッシャーを1枚入れる。
スプリングの左右にくるワッシャーは,どちらも同じ部品で向きの指定が無いのではないかと思う。
スロットルグリップのボルトをつけるための穴は,スプリングを少し圧縮しないと隠れていることを覚えておく。
続いてスロットルグリップを付けていこう。
まずはスロットルグリップの中を覗いてみる。
スロットルグリップは動く範囲が決まっているが,グリップ内部に溝があって,この溝の部分が・・・。
ここの突起部に当たるため,グリップの動く範囲が制限される。
したがって,グリップの溝と突起部を合わせるように組む。
また,シャフトが入る部分は平らな面があるため,そこに合わせて入れる。
確認するのを忘れたが,この構造だとシャフトを180度反対に組んでしまう可能性があるかもしれない。
シャフトのワイヤー取り付け部の向きを確認してから合わせた方がいいと思う。
シャフトがスロットルワイヤーを付けられる向きになっている事を確認し,グリップを付ける。
グリップ内の状況を見る事ができないので,スプリングやワッシャーがコケないように真っ直ぐ入れる。
一度グリップを入れたら,中途半端に抜いたりしないこと。ワッシャーがコケる。
分解時と同じように,グリップを腹で押しながらステアリングを引く。
こうするとスプリングが圧縮され,グリップとシャフトの穴の位置を合わせられる。
位置をきちんと合わせると楽に付けられるが,位置がズレているとボルトの締め付けがキツくなる。
無理矢理締めないように気をつける。ネジをナメてしまってからでは手遅れだ。
グリップが付いたら,先ほど仮締めだった部分のボルトを本締め。
仮締めの箇所は,本締めを忘れやすいので注意だ。
割りピンを付ける。
割りピンは再使用すると,金属疲労によって壊れやすい。
必ず新品を付けること。
割りピンがきちんと付けば方法は自由でいいと思うが,私は割りピンを掴んだ状態で工具を固定し,ボルトを回すと簡単に付ける事ができた。
ここの割りピンは細いので,強い力はいらない。
この時点で残っているのは,ハンドルを上下に動かすときの支点部分にある,この部品だけ。
ここは給油箇所になっているので清掃,給油しようと思うが,ここから先は「スロットルワイヤー交換」のコンテンツで紹介しようと思う。