警告!!このページはマニュアル等を参照した整備の模範的要領ではなく,自分の行った自己流整備の記録です。船外機の整備ミスは命に関わるという事を忘れずに,できるだけプロに任せる事を強くお勧めします!このサイトを参考にした結果による,いかなる事態にも責任は負えません!

シャフトを押さえるカラー

続いてスロットル・グリップ周辺を組み付けしていく。

まずは白い樹脂部品。部品が斜めに割れているが,これで正常だと思う。

この部品を・・・。

カラーを装着した

ここに入れる。

シャフトにワッシャーを入れる

次にワッシャーを1枚入れる。私はこのワッシャーに,薄くグリースAを塗った。

正しいかどうかは分らない。

シャフトにスプリングを入れる

次にスプリングを入れる。

これもグリースAを塗った。

シャフトにワッシャーを入れる

またワッシャーを1枚入れる。

スプリングの左右にくるワッシャーは,どちらも同じ部品で向きの指定が無いのではないかと思う。

スプリングを手で圧縮してみる

スロットルグリップのボルトをつけるための穴は,スプリングを少し圧縮しないと隠れていることを覚えておく。

スロットルグリップ

続いてスロットルグリップを付けていこう。

まずはスロットルグリップの中を覗いてみる。

スロットルの可動範囲

スロットルグリップは動く範囲が決まっているが,グリップ内部に溝があって,この溝の部分が・・・。

グリップの溝に合う部分

ここの突起部に当たるため,グリップの動く範囲が制限される。

したがって,グリップの溝と突起部を合わせるように組む。

グリップ内部の形状

また,シャフトが入る部分は平らな面があるため,そこに合わせて入れる。

確認するのを忘れたが,この構造だとシャフトを180度反対に組んでしまう可能性があるかもしれない。

シャフトのワイヤー取り付け部の向きを確認してから合わせた方がいいと思う。

シャフトの向きを確認する場所

シャフトがスロットルワイヤーを付けられる向きになっている事を確認し,グリップを付ける。

グリップ内の状況を見る事ができないので,スプリングやワッシャーがコケないように真っ直ぐ入れる。

一度グリップを入れたら,中途半端に抜いたりしないこと。ワッシャーがコケる。

グリップをハンドル側へ押す

分解時と同じように,グリップを腹で押しながらステアリングを引く。

こうするとスプリングが圧縮され,グリップとシャフトの穴の位置を合わせられる。

位置をきちんと合わせると楽に付けられるが,位置がズレているとボルトの締め付けがキツくなる。

無理矢理締めないように気をつける。ネジをナメてしまってからでは手遅れだ。

シャフトのプレートを本締め

グリップが付いたら,先ほど仮締めだった部分のボルトを本締め。

仮締めの箇所は,本締めを忘れやすいので注意だ。

スロットルフリクションボルトに割りピンを付ける

割りピンを付ける。

割りピンは再使用すると,金属疲労によって壊れやすい。

必ず新品を付けること。

割りピンを固定してボルトを手で回す

割りピンがきちんと付けば方法は自由でいいと思うが,私は割りピンを掴んだ状態で工具を固定し,ボルトを回すと簡単に付ける事ができた。

ここの割りピンは細いので,強い力はいらない。

ハンドル組み付けで残った部品

この時点で残っているのは,ハンドルを上下に動かすときの支点部分にある,この部品だけ。

ここは給油箇所になっているので清掃,給油しようと思うが,ここから先は「スロットルワイヤー交換」のコンテンツで紹介しようと思う。

ヤマハ2馬力船外機(F2AMH)のハンドル組み付け完成

完成!

確認事項

  • エンジン停止スイッチの配線が指定箇所を通っているか
  • 配線はシャフトと干渉していないか
  • スロットルグリップがスムーズに動くか
  • 締めたボルトは,きちんと締まっているか再確認
  • グリップを重さを調整するボルトは正常に動くか

アクセルはスムーズに動かなくなると大変危険です!自分でやるのが難しいと感じたら,無理をしないでプロに任せましょう。

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