警告!!このページはマニュアル等を参照した整備の模範的要領ではなく,自分の行った自己流整備の記録です。船外機の整備ミスは命に関わるという事を忘れずに,できるだけプロに任せる事を強くお勧めします!このサイトを参考にした結果による,いかなる事態にも責任は負えません!

製作開始日:2013年6月1日

トップカウルを外した状態の船外機

※ このコンテンツは,「キャブレターの取り外し」を閲覧した後でご覧ください。

ここでは,燃料タンクやスターターアッセンブリを外さないでキャブレターを外す要領について紹介する。

キャブレターを分解・清掃するときは同時に燃料タンク内や燃料フィルターを点検・清掃した方が良いと思うが,エンジン不調の修理などで何度もキャブだけを外したい時は,タンク周りを外さないで作業した方が効率がいいと思う。

まずは,トップカウルとアンダーカウルを外し,このような状態にする。

キャブレターに繋がっている燃料ホース

アンダーカウルを外せば,キャブは丸見えだ。

キャブ内にガソリンが残っている場合は,この状態で燃料コックを閉じてキャブのドレーンを開け,燃料を抜いておくといいだろう。

燃料の抜き方が分らないときは,「キャブレター内のガソリンを抜く」を参照してほしい。

続いて,燃料タンクからきているホースを外す。

燃料ホースに栓をして流出防止

燃料タンクにガソリンが残った状態でホースを外すと,ホースからガソリンが出てきてしまう。

私は工具のソケットを差し込んで,燃料の流出を止めている。

  • 差し込むものは,ホース内を傷付けない綺麗なものを使うこと。
  • ガソリンが残った状態で燃料タンク内の温度が上昇するとタンク内圧が上がるため,圧力で栓が外れたり燃料が漏れる可能性があるため,温度変化に注意すること。特に夏場は危険を伴う。

また,タンク内が空の状態でも,ここに栓をすることでホコリの進入を防止することができる。

キャブレターに繋がっているワイヤーの固定ボルト

続いて,スロットルワイヤーを固定しているビスを外す。

プラスのネジだ。

インテークサイレンサのボルトを緩める

キャブの前にある「インテーク・サイレンサ」のボルトを外す。

このボルト2本を外すとキャブ本体やガスケットなども落下する恐れがあるので,一連の部品をきちんと押さえておく。

チョークワイヤを外す

こんな感じで,インシュレーターごとキャブをずらしていきながら,チョークワイヤーを切り離す。

ワイヤーを曲げないように注意すること。

キャブレター本体を外す

ワイヤーが外れた。

インテーク・サイレンサにはエンジンに繋がっているホースが2本ついているが,外していない。

この状態でインテーク・サイレンサをエンジン側に残しながら,キャブを外す。

キャブレターを外したときのエンジン側

キャブを外したあとのエンジン側は,こんな感じ。

インテーク・サイレンサは2本のホースに繋がったまま,ブラブラ状態。サイレンサとキャブの間にあるOリングだけ無くさないように注意しよう。

エンジン内にホコリが入らないように,何かで塞いでおくといい。

キャブだけを外す場合は,私はいつもこんな感じで作業している。

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