レベルワインド拡大図

レベルワインドの内部に入っていた部品を組み付けしよう。

クロスギヤピン

これだ。 「クロスギヤピン」という部品。200円だ。精密そうな部品に見えるが,意外と安い。

パーツクリーナーで洗浄して,私はグリスを薄く塗って組み付けしている。正しいのかどうかは分からない。

オイルだと垂れやすいと思うので,グリスにした。

クロスギヤピンの挿入

こんな感じで入る。

クロスギヤピンの上に付く座金

上写真の「クロスギヤピン」の上に,この写真に写っている座金を乗せる。

事前に左写真の「レベルワインド受ケ」の中に入れてから組んでもいいかもしれない。

ちなみに私は,この座金周辺にもグリスを塗った。海で使用するため。

正しいかどうかは分からない。

レベルワインド受け

「レベルワインド受ケ」を取り付けする。

この部品は200円だ。

レベルワインド受けの締め付け

あまりガッチリ締め込まなくてもいいと思うが,私は釣具屋にメンテナンスに出してから1ヶ月程度(使用は2回位だったと思う)で,このナットが緩んでレベルワインドが動かなくなった事が過去に1回ある。

緩まない程度に締め込んでおこう。

ピニオン用ベアリング

ベアリングを取り付けする。

これはピニオンの動きをスムーズにするためのベアリングだと思う。

私はパーツクリーナーで洗浄・乾燥させてからオイルを給油している。

リール本体側のベアリングが入る部分も,綿棒などで清掃しておく。

ベアリング取り付け完了

こんな感じで入る。

ベアリングの入り具合は,写真のように少し本体から出るくらいでいいと思う。 外す前に,ベアリングの突き出し量を確認しておくといい。

ちなみに,本体がグリスでベタベタになったままだが,これは給油したのではなくて清掃していないだけだ。

コンテンツ制作用の写真を撮りながら,きちんと作業をするのは難しい。手がベタベタになったらカメラが持ちにくくなるためだ。 結構大変なんです・・・。

今度きちんと撮影して更新しよう。気が向いたら。

クラッチツメバネ

「クラッチツメバネ」を付ける。

クラッチツメの取り付け

「クラッチツメ」を付ける。

正直言って今回の作業で一番コツを掴めなかったのは,ここらへんの組み付け作業だ。

うまい方法があるのだとは思うが,私の作業方法は,少し要領が悪いと思う。

意外と組み付けしづらかった。

クラッチカムの取り付け

「クラッチカム」という白い樹脂部品に「クラッチツメ」の突起部を入れ,バネをピックで動かしながら「クラッチツメ」の位置を合わせていく・・・・。

この方法でやってみたが,イマイチであった・・・・。

クラッチツメバネの取り付け

次に,写真のようにして,バネの足を最後に入れる(リール本体にバネの長い足を最後に入れる)方法でやってみた。

これは意外とうまくいったが,各部品が組み付け中にコケてしまいやすかった。

うまい方法を知っている人がいましたら教えてください。

クラッチカムまでの組み付け状態

とりあえず,バネを変形させたり部品を破損させないように注意して,この状態にしよう。

初めてやる人は,ここまでくるのが一苦労だと思う。

単に私が不器用なだけかもしれないが。

クラッチカム押さえ板

「クラッチカム押サエ板」を取り付けする。

メインギヤ軸の構成部品

ここまで来る前に組んでおいた方がいいと思うが,メインギヤ軸の清掃・組み付け作業に入る。

私はパーツクリーナー&綿棒などで清掃し,ベアリングにはオイル,金属部品にはグリスを薄く塗って腐食防止を行って組んでいる。

メインギヤ軸の組み立て

まずは上写真の左端にあるOリングを付けて,クロスギヤ(白い樹脂製ギヤ)を入れる。

ギヤの取り付け部の穴は四角い形状になっており,組み付けしやすい。

ギヤには向きがあると思うので,表と裏を間違えないようにしよう。

写真の向きで正しいのではないかと思う。

メインギヤ軸固定板

「メインギヤ軸固定板」を取り付け。

これも向きがあるので,分からなくならないように管理して分解前と同じ向きで組みつけしよう。

ちなみに,写真は清掃・給油していないものだ。

ベアリングの組み付け

ベアリングを取り付け。

洗浄し,オイルを給油しておこう。Eリングを付けてからだと給油しづらい。

座金の挿入

座金を入れて・・・。

Eリングの取り付け

Eリングを入れる。

このEリングも,変形させてしまうとベアリングと干渉して動きが悪くなると思うので注意だ。

軸にある溝にEリングをしっかりと合わせてから,ラジオペンチなどで入れるといいと思う。

メインギヤ軸を組み付けした状態

「メインギヤ軸」を組み付けして完成!

写真はビスが付いてませんが,きちんと付けましょう!

メインギヤ軸を手で回して,回転重さをチェックだ。 分解前の重さを覚えておく事が重要。

重くなったか軽くなったか分かれば,メンテの成果を確認しやすい。

ここから先の組み付け要領は,’05メタニウムXT編4を参照してください。

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