超高圧電動ポンプ BST-12

わずか1年1ヶ月で逝ってしまった私のBST-12。使用回数は10回前後。

1年を微妙に超えたので,もちろん保障修理は不可能…。

名前の通り,ブラボーな機械だ…。

ゴムボートに空気を入れるとき

ここからのボート膨らましの労力は半端じゃありません!

こんな感じで,昔使っていたローボート時代の電動ポンプで時間をかけて膨らまし,仕上げは足踏みポンプで長州力のストンピングを繰り返し,地獄の高圧化…。

後半は足踏みポンプの中に強力なスプリングが入っているかのような強烈な反発力…。

「車のエアサスって,こんな感じなのかぁ~」と実感…。

釣りのスタミナの50%程度を消費した気分になり,モチベーションは低下…。出船前は足がガクガク…。

ちょっと大げさだったか(笑)。でも実際,これに近い状況です。

煙が大量にでたので100%修理不能だと思い,どうせ捨てるのなら…と思って自分で分解してみました。そして,このポンプを分解してみて分かったことがあります。

まず,このポンプはゴムボートへ「速く」,「高圧に」充填するために2つのモードがありますね。最初は「高速充填モード」で空気をどんどん送り込み,一定圧になったら自動で「高圧充填モード」に切り替わり,設定圧になったら自動停止しますね。

ポンプを分解してみると,「高速充填モード」と「高圧充填モード」が完全に別系統になっているということが分かりました!したがって,

「高速モード」使用中に故障した場合,「高圧モード」のシステムは生きている可能性が高い!「高圧モード」使用中に故障した場合,「高速モード」のシステムは生きている可能性が高い!

という事です。実際,私のポンプは高速モード中に大量の煙を吐いて逝ってしまった(ほとんどこのパターンではないかと思う)のですが,分解してみたところ,「高速モードのモーター」が焼けていたのですが,「高圧モードのモーター」は別の所に取り付けされており,生きていたのです!

内臓の配線もリレーも完全に別系統に組まれており,特別な加工など行うことがなく高速モードの部品を全て撤去すると,高圧モード専用のBST-12になりました!最初の膨らましは時間は掛かりますが安い電動ポンプで膨らまし,後半の高圧充填は地獄の足踏みから開放され,

ジョイクラフト JEL-325

ジョイクラフト製ボートの醍醐味である「ガチガチに硬い剛性の高いチューブ」が復活しました!

という訳で,私と同じ状況になっている人も多いと思いますので,分解してみたいと思います!

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